悪質な弁護士・司法書士には要注意！

当サイトをご覧になっている方は、弁護士・司法書士に債務整理の依頼を検討している方が多いと思います。
確かに、優良な弁護士・司法書士に債務整理の依頼をするメリットは大きいので、借金で悩んでいる方には早めに相談することを当サイトでも勧めています。
しかし、弁護士・司法書士であれば誰でも良いはけではありません。
近年は、消費者金融会社の過払ブームによって、債務整理がひとつのビジネスモデルになっており、それに便乗して、悪質な弁護士・司法書士も出てきているので要注意です。
今回は、悪質な弁護士・司法書士の被害に遭わないための注意点についてまとめてみました。

【無条件で信用するのは危険】

弁護士・司法書士という職業は、日本では、サービス業というより、一種の聖職といった扱いをされていると言えます。そのためか、弁護士・司法書士という肩書を持つ人のいうことは、無条件に正しいと信じこんでしまう方もいるようです。
しかし、他のサービス業と同様に、弁護士・司法書士の中にも、悪質な事務所もあることは覚えておいて下さい。

【法律の知識がなくても悪質事務所は見抜けます】

法律の知識もない素人の方が、悪質な弁護士・司法書士を見分けることは可能なのでしょうか。
答えは、可能だと言えます。
特に法律の知識がなくても、どれだけ誠実に応対してくれるかで判断すれば良いでしょう。
実際に債務整理を依頼するのであれば、弁護士・司法書士との信頼関係は非常に重要になります。
依頼者に対する誠意が感じられないような事務所は、避けた方が無難です。

【返還過払い金を着服する弁護士・司法書士もいます】

2014年の8月に、西日本新聞が報じた内容によると、過払い金が返還されたにもかかわらず、依頼者に返還金を渡しておらず、弁護士・司法書士の着服が疑われるケースが、2012年以降で少なくとも45件（1,700万円分）あったことが、大手消費者金融会社の調査で判明したとありました。
このように、依頼者が直接、債権者と交渉しないことを良いことに、着服してしまうような弁護士・司法書士も存在するので要注意です。

【いわゆる「紹介屋」と結託している弁護士・司法書士もいます】

近年、紹介屋と結託していると思われる、弁護・司法書士事務所も見受けられます。
紹介屋は、表面上は、消費者金融会社などの貸金業者として営業しています。（この紹介屋は、実際に正規業者登録している会社の中にも存在するので、要注意です。）
紹介屋は、自社で融資をするつもりは最初からなく、申込みをしてきた多重債務者に、上手く話をして、弁護士・司法書士の紹介を行っています。
もちろん紹介先の事務所から、報酬をもらうことになっています。
弁護士・司法書士の中には、このように、紹介屋から紹介を受けて、仕事をしている事務所が実はかなりあります。
弁護士・司法書士にとって、過払い返還業務は効率良く稼げる仕事ですが、多重債務者を集客することは楽ではありません。
テレビコマーシャルなどの広告は、莫大な宣伝費がかかるので、紹介屋と結託して紹介を受けた方が安上がりなのです。
また、受任した後は、債務整理や過払い返還などの業務は一応行うので、表面化しにくいのも特徴です。
しかし、紹介屋と結託しているような、事務所は、間違いなく、営利主義であり、債務者の利益を優先的に考えてくれる事務所とは到底思えません。

※悪質な弁護士・司法書士関係の相談は、全国の弁護士会、司法書士会にすると良いでしょう。

※安心・安全な事務所は、当サイトの【債務整理におすすめの弁護士・司法書士を徹底比較】を参考にして下さい。